老犬の介護をしながら・・・ (2014/4/9) 第14回
8月で17才になる我が家の老犬コロンは、
とうとう寝たきりになってしまいました。
てんかんの発作もよくおこします。
初めての発作の時は、夫婦二人ともパニック状態になり、
夫は動物病院の待合い室で号泣したほどです。
子どものいない我が家にとって、初めて飼ったペットのコロンは我が子同然で、
もしもコロンが寝たきりになんてなったら、私たち夫婦はどうなってしまうんだろうと思っていました。
考えただけでも涙が出てきてしまう程で、不安で恐くて仕方がなかったです。
でも、介護生活も長くなり、発作をおこした時の対処の仕方も慣れてくると、
こういうコロンもまた可愛いなと思えてきました。
有り難いことに、まだまだ食欲旺盛で、
私に抱かれながら、薬を飲ませる注射器で、お水をごくごく飲んでいるコロンの姿は、
今まで見た事のない可愛い姿で、私にとって、とても幸せな時間です。
訳も分からずただ怖かった介護生活でしたが、
いざなってみると、思いもかけない幸せな瞬間もあるものなのだ、ということを学びました。
これからあるかも知れない不安に怯えるより、
今のこの瞬間の幸せを大切に思い、大事にしたほうがよいのだな、と感じています。